江戸から昭和の加賀「花嫁のれん展」

予告:4月15日(土)~5月14日(日)

江戸時代末期から昭和初期、旧加賀藩の越中、加賀、能登では婚礼に花嫁が友禅裂の吉祥模様を描いた豪華なのれんを持参し、仏間や新婚夫婦の部屋の入り口に掛ける風習があり、「花嫁のれん」と呼ばれ新郎新婦両家の格式を現わすものとされて来ました。今ではほとんど見ることの出来ない「花嫁のれん」は当時の染色技術の高さを示すものとして加賀地方の貴重な染織資料となっています。今回門外不出の「花嫁のれん」を花岡コレクションのご協力を得て展示公開いたします。

江戸から昭和の加賀「花嫁のれん展」

松竹梅庭園模様花嫁のれん 藤の丸に片喰紋 明治時代後期 友禅染・描絵 木綿

江戸から昭和の加賀「花嫁のれん展」

御簾に薬玉檜扇模様のれん 五瓜に唐花紋 大正~昭和初期 友禅染 羽二重

江戸から昭和の加賀「花嫁のれん展」

梅に鴛鴦模様のれん 菊と梅の輪に木瓜紋(加賀紋) 大正時代初期 友禅染 羽二重

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